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CPUの性能を表す際に用いられるクロック数。意外と知らないその意味を解説します。
クロック数とは正確にはクロック周波数といいます。CPUの性能を表す一要素として各メーカーのカタログ等には「クロック数」や「周波数」と記載されている場合もありますが、それらはクロック周波数を略したものです。
クロック周波数の単位としては「GHz」が使用されます。単純にGHzの値が大きい方が性能が高く、CPUの内部で処理の際に送られる信号(クロック)が一秒間に何回発生するかを示しています。
クロック周波数は良く人間の脈拍に喩えられます。
脈拍があがると、1秒間に運ばれると血液の量は増えます。クロック周波数も大きくなると、1秒間あたりに渡される信号が増えます。逆に脈拍が落ちれば、運ばれる血液の量は減ります。これはクロック周波数でも同じです。
1KHz(キロヘルツ)で1秒あたり1,000回のクロック信号が送らています。
1MHz(メガヘルツ)ではその1,000倍の100万回です。更にパソコンのCPUの標準的なクロック周波数の単位である、1GHz(ギガヘルツ)では更にその1,000倍の10億回の信号が送られています。
HDDではTBという単位が良く見られるようになってきて久しいですが、CPUも技術の進歩によってTHzが標準になる可能性もあります。
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